LEADERS BLOG
先日、出張帰りに名古屋駅内を歩いていると「先生!久保先生!」と声をかけてくるので、
心の中で「先生じゃないけど」と思いつつ後ろを振り返ると40歳くらいの女性でした。
「私です。お久しぶりです!」
「誰・・・?」と数秒フリーズしました。
顔を見ているとジワジワと思い出して、なんと30年近く前学生時代に水泳を教えていた女の子(当時小学生だったような)でした。
まぁ、それはそれは育ったなと。(淑女に)
子供だった彼女が今は結婚して子供もいて、今こんな仕事していますと、あれこれと数十分くらい立ち話をしました。(ソーシャルディスタンスを保って)
話も尽きず、最後に「よく自分のことわかったね?」と聞いたところ、
笑いながら「後ろ姿、いや後頭部で絶対そうだとわかりました」と。
私は子供たちの間では私のあだ名は「しんちゃん先生」だったそうです。
クレヨンしんちゃんみたいに後ろから見てもほっぺたが見えるからという理由で。
30年後に事実を知ることになりました。
それにしても・・そんなに自分の後頭部は特徴的なのか・・・。
歳をとって体型は変わっても後頭部は変わらないことを彼女は私に教えてくれました。(ありがとう)
それでも自分のことを覚えてくれてくれたことが凄く嬉しかった。
また何よりもこんなコロナ禍の中、元気で生きていてくれているだけでも嬉しかった。
今なかなか人と人が交われない中での「ほっこり」した気分になれた一日でした。
あん‐ばい【塩梅・按配・案配】
① 塩と梅酢で調味すること。一般に、料理の味加減を調えること。また、その味加減。「―を見る」
② 物事のほどあい。かげん。特に、身体の具合。「いい―に会えた」「―が悪くて寝ている」
③ ほどよく並べたり、ほどよく処理したりすること。「材料をうまく―して話す」「仕事の―を考える」
(以上「広辞苑」抜粋)
いきなり「塩梅(あんばい)」の語彙説明をされても「え??」だと思いますが、今回は「塩梅」をテーマにした内容なので、その前提となる意味をご説明する必要があるなと思いご紹介しました。僕が今回お話をする「塩梅」は上記の「③ほどよくいい感じにする」というニュアンスになります。
さて、僕と仕事をしたり、遊んでくれたことがある人はおわかりかもしれませんが、僕はよく「こんな感じでうまくやっといてよ」とか「ちゃちゃっといい感じでやろう!」と丸投げすることがあります。これは、適当で良い、とか、どうでも良い、という真意ではなく「この人なら細かい指示を伝えるよりザックリ方向性を共有しさえすればよりよい結果になる」という僕なりの考えがあっての発言です。だからもちろん、相手や状況によって「塩梅」はかえます。
例えば、すごくちらかっている部屋があるとして、
❶ある人には『なんか散らかっているからいい感じにしといてよ』。
❷ある人には『なんか散らかっているから整理整頓しておいてよ』。
❸ある人には『これとこれはそこに置いて、床は掃除機をかけて、ついでに「整理整頓!」って張り紙はっておいてよ』。
という感じで。
もちろん❶~❸のどれが良くてどれが望ましい、と良し悪しを言っている訳ではなく、伝える相手との相互理解の度合いや、過去の経験などから「この人にこの案件はこの塩梅で伝えればいいな」と考え発言しています。
って、なんか上から目線で偉そうな感じ・・・。とお思いの貴方・貴女!
違うんです、そうじゃないんです!
僕がここでお伝えしたい趣旨は、
「その時の状況や環境」や「話し手と受け手の関係性」によってニュアンスがかなり違ってくる「塩梅されたコトバ」が、安易にコピーされ再生されることで、仕事の質や遊びの楽しさに悪影響を及ぼすことがあるから注意しないとね!!
ということです。そう注意喚起です。
先ほどの「整理整頓」の例え話でいうと、初対面の人に❶を言っても相手は混乱するし、付き合いが長い人に❸を言ったら「話がくどいな~・・・」となりますよね?
この点を踏まえずに、この「コトバ」だけを第三者や不特定多数の人に「そのまま」伝えるとどうなるか・・・。そう、お察しの通り様々な解釈が発生してかなり困ったことになります。でも、このような事例って、社会や会社や家庭でもけっこう転がってると思うんですよね。みなさんの周りを見回してみてどうですか?
<なんかあの人のハナシって抽象的すぎるんだよね。>
とか
<すげー細かくてめんどくさいんだけど。わかってるし!>
とか
<あれはこういう意味だろう(と思ってやったことが間違っている)。>
など、ありませんか?
コトバが簡単に切り取られ、そして拡散する世の中です。だから、発言する方も受け取る方も、そのコトバや情報は「塩梅」でかなり意味やニュアンスが変わる、ということを意識しつつ、いい感じで暮らしていきましょう。
以上、味音痴な上に話がくどい僕の雑感におつきあいいただき、ありがとうございました。
昔読んだ本の中に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という本がありました。
懐かしいと思われる人もいると思いますが、まだ出版当時(昭和55年くらい)生まれていなかった人もいると思いますので少しだけ内容を・・
この本は当時の日本経済を褒めちぎり、日本から何を学ぶべきか・・などがを明瞭に書かれた内容となっています。そして最後には「アメリカへのレッスン」という章までありました。事実、その後日本は空前のバブル景気に入っていくわけです。
しかし今現在、「見習われる」から「見習わなければならない」に変化してきてしまったと思うのです。
コロナ禍からアフターコロナを鑑みると、企業も様々な良いもの(状況)を「見習い」社員に、社会に貢献できる三和にならねばと考える今日この頃です。
今回は前回話したトレードオフについてです。
トレードオフとは何かを得ると、別の何かを失う。
相容れない関係のことです。
身の回りのことで考えてみました。
今はコロナで出張が本当に少なくなりましたが、
大阪支店や名古屋工場への出張のたびに
移動手段を考えていました。
車だと自由な時間に行動ができるのとプライベート空間なのでリラックスできる。
ただ車だと本を読んだり、パソコンに向かって仕事をすることができない。
電車だと本は読めるし、パソコンで仕事もできる。
ただ、行動は制限されるしプライベートな空間ではなくなる。
毎回悩むので私にとっては完全にトレードオフになっています。
甘いおいしいものを食べたいのと体型の維持をしたいというのも
身近なトレードオフですね。
トレードオフになっていることを
自覚していないことが多いのではないかと思います。
世の中にはトレードオフになっていることであふれています。
私も意識していないと
両立しないことなのに両方目標に掲げたりしてしまいます。
皆さんの周りでも何故かうまくいかない。
中途半端になってしまうことがあれば
トレードオフになっていることがないか
考えてみてください。
何かを得るためには、失うものを決めなければいけないのかもしれません。
一方で両方を得るための一石二鳥のアイデアを
考えるというのもありですが・・・
※前回話したSDGSゲームは一石二鳥のアイデア出しでした!
前回のブログで保険のことを載せたら介護保険について聞きたいと要望がありましたので、私のわかる範囲で。
40歳過ぎると介護保険料が会社勤めなら天引きされます。
65歳を過ぎて要介護と認定されたら受給されます。(自己負担1割)
実はここ10年で介護保険料は1.5倍にもなっていて、今後も伸び続けていくことが予想されますね。
超高齢化社会において、老後のために民間の保険に入った方がいいのかなと思いますよね。
介護保険というのは、国や各自治体でさえ運用が難しいやっかいな保険です。
低確率だけど高損失な事故や病気と違って、必ず人間年を取り要介護状態になる可能性が高いからです。
では民間の介護保険に入った方がいいのかなと悩みますね。
前回ブログでも言った通り、保険は低確率高損失のために備えるもの。
私個人的には貯蓄(資産運用)して備えるほうがいいと思っています。
実際、介護費用平均は約500万、介護期間の平均は約4年7か月だそうです。
介護費用の一時費用が70万円、月額平均7.8万円が内訳で、これが自己負担額になりますね。もちろん平均なので個人差がありますが。
もし今40歳の人なら約500万円の要介護時の備えがあればいいと考えて、月々1.7万円貯蓄していけばいいとなります。
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